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夏見台幼稚園 食育、英語、異年齢保育など 千葉県船橋市にある幼稚園です。

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「私たちと一緒に働きませんか?」


 夏見台幼稚園・保育園は幼稚園・保育園の複合施設です。2階が夏見台保育園、1階が夏見台幼稚園です。複合施設の利点は、人事交流が容易であることです。

 

 さらに2016年4月より、トレポンテ駅前保育園が船橋駅前にオープンしたので、上記3つの施設で人事交流しています。

 私たちの人材育成の原則は、まず乳児保育を学び、その後に幼児保育に進む流れです。

 幼児教育の基礎は「乳児(0〜2歳)」にあります。ことばの発達がまだ十分でない「乳児」を丁寧に保育する中で子どもが「からだで発することば」をくみ取ること。気持ちを代弁してあげること。食事、排泄、睡眠、遊び…子どもひとり一人をみる
「育児担当制」の中でこうしたことを学んでいきます。

 人事交流の中で、乳児・幼児さまざまな体験ができるのが夏見台幼稚園・保育園の大きな特徴といえます。またもうひとつ、小規模保育所(トレポンテ駅前保育園)もあります。こちらは0〜2歳の乳児園です。こじんまりとした環境でじっくり子どもと向き合えます。

 幼児(3〜5歳)は
「異年齢クラス編成」になります。0〜2歳は年齢別にクラスが分かれていますが、3〜5歳は登園から降園まで同じクラスで過ごします。私たちの園がなぜ「異年齢」にこだわるのか?それは南部愛子名誉園長の考えによるものです。(※南部先生には現在も園の教育研修担当として指導いただいています)

 夏見台幼稚園・保育園の教育の土台を築いた南部愛子名誉園長は、35年以上に渡って公立保育園で働いてきました。かつては同年齢一緒の「一斉保育」を行ってきた南部先生ですが、一斉保育から異年齢保育に切り替えたときのことを次のように話しています。

保育園というと「子どもを預かる所」というイメージがあるかもしれませんが、ただ預かるだけでなく、幼稚園のように教育をしています。35年の間には何もかも一斉に保育していた時代もありました。大きな声を出して集団に向かっていました。しかし、ふと子どもたちを見ると何だか変だな、と疑問に感じることがありました。「これでいいのだろうか?」

「先生、上着を脱いでもいいですか?」
「先生、次は何をするのですか?」
「先生、次は…」

いちいち確認しなければ動けない子どもたち。つねに受け身の子どもたち。この子達の意志はどうなのだろうか?育っているのだろうか?と疑問に思ったのです。


 常にカリキュラムに沿って一斉に子どもたちを動かすという一斉保育システム。「これでいいのか?」という問題意識を抱えてさまざまな研修に出かけたときに出会ったのが「異年齢保育」でした。

 

 手が届きそうな身近なモデルの存在が、年少さんを意欲的にさせます。一方年長さんは優しくなります。「意欲」と「思いやり」を同時に育むことが可能になったのです。自分がやりたいという「意欲」と友だちのことも考えなきゃいけないという「思いやり」の問題。この2つは矛盾するのです。

 「思いやりの気持ちを育てたい」ということはしばしば言われます。しかしこれを教育的に、すなわち先生が子どもに教え込むことはなかなか難しいものです。そこで「異年齢」という環境を整えると、子ども集団の教育力が、子どもたちを育てていくのです。

 その他、夏見台幼稚園・保育園では「遊び」や「食育」に力を入れています。詳しく知りたい方はそれぞれのご覧下さい。

 「遊び(9歳の壁)」はこちら

 「食育」はこちら

 私たちはつねに成長し続ける組織でありたいと思います。園の教育目標は「楽しい!うれしい!やってみたい!」。これは保育者にも当てはまります。自ら楽しんで意欲的に取り組める人。そんなやる気のある方、大歓迎です。


【追記:最近の保育業界のブラック化について思うこと】

 ただやる気だけではいけないのかもしれません。私たちが大切にしているのは
「保育観」。私たちのスタッフは、みな共通の価値観・保育観を共有しています。それは「教育方針」のところに長々と書かせていただきましたが…

 幼児教育の世界には2つの大きな流れがあります。
「外」vs「内」です。子どもを「外(形)」から育むのか、「内(心)」から育むのか。「(保護者に形を)見せる保育」vs「(子どもの心を)見る保育」ともいえます。

 
私たちは「(子どもの心を)見る保育」の立場です。

 かといって、保護者の方に「見せる保育」を全否定しているわけではありません。私たちの園でも、保護者の皆様に「見てもらおう」ということもあります。私が問題にしているのは、「見せる保育」が園児募集の手段になっていることです。そのしわ寄せは先生にいきます。日常の活動より行事が重視されます。行事の準備に追われてへとへとになります。だから離職率が高いのです。

 最近、保育園や幼稚園で働くことが「ブラック」であるという報道があります。確かにこの業界は給与が低く、経営者としては日々頭を悩ませるところです。ただ給与を上げても離職がとまらないという話もまたよく聞くのです。

 お金の問題は確かに重要です。しかしそれにも増して、仕事の本質・保育の本質が今問われています。

 それは次のグラフに表れています。ある養成校(大学・短大)でもらった資料から私が作りました。

 

 なぜ日本の幼稚園は学生に対し、これほどまでにピアノを求めるのでしょうか?ピアノの技術(形)ばかり求められる現状が嫌で、一般企業に進路変更したという話も聞きました。

 私は、ピアノが流暢に弾ければ、卒業したばかりの新人でもクラスを回せてしまう保育に疑問を感じます。幼児教育とはそんな単純なものではありません。発達心理学をベースに、子どもの「心」を育むことが、幼児教育の本来の姿だと思います。

 ただこれは日本の文化のようです。明治9年にお茶の水幼稚園(東京女子師範学校附属幼稚園)で初代主任の松野クララがピアノを弾いたところから始まっています。列強諸国に肩を並べたくて「ハイカラ」なピアノに飛びついたのか、「みんな一緒!」という国民性にマッチしたのか、定かではありませんが…実際のところ、他国(少なくともヨーロッパ)ではピアノ主体の保育をしているという話は聞きません。

 教育は社会の反映です。2020年に大学入試が変わります。来るべき人工知能時代に備えて、文科省もようやく本気で「主体性」を問う大学入試に切り替えるようです。小論文や面接など、これからはアウトプット型の入試が主体になります。幼児教育も変わらなければなりません。

 子どもの主体性をいかに育むか?ヒントは「教育方針」の4番目に書きました。
「問いかけを主体とした言葉かけ」です。ぜひそちらをご参照ください。

 ご興味のある方は園見学をおすすめしています。ご都合の良い日に園までお越しいただき、実際の保育の様子をご覧下さい。


※正規スタッフ募集中!ご興味のある方は園までお問い合わせください!園見学やボランティア参加も歓迎しております!高校生もどうぞ!電話:047-429-7231 までどうぞ。



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