船橋市の幼稚園 夏見台幼稚園・保育園(船橋市) |
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次のグラフは高校生の意識調査です。2006年3月に、(財)日本青少年研究所が発表した日本、アメリカ、中国、韓国の4カ国の比較です。「大事にしていることは何か?」という質問に対し、「成績がよくなりたい」と答えた高校生の比率です。日本の高校生は他国に比べて半分もありません。
続いて「どのタイプの生徒になりたいか?」という質問に対して「リーダーシップが強い生徒」と答えた高校生の比率です。日本の高校生は他国の1/3もありません。
これは中学生でも同様です。日本の中学生の自己肯定感が低いことが明らかになっています。2002年に発表された世界4カ国の中学生(14、15歳)約4,000名への調査です。(『自信力はどう育つか』河地和子著朝日新聞社より)
「自己肯定感」に関するさまざまな項目があるのですが、日本の中学生はほぼ全ての項目において非常に低い値を示したということです。
さらに日本の子どもに特徴的な点として、試験の成績上位者に「なぜ成績がよかったのか?」と質問すると
「先生がよく教えてくれたから」
「たまたまできる問題が出たから」
といった消極的な傾向が見られました。他国にはないものだということです。
さらに小学生を見てみましょう。2007年3月に発表されたデータを紹介します。日本、北京、ソウルのアジア3大都市における小学4〜6年生、各国約1,500〜2,000名へのアンケート調査です。日本は小学生も元気がありません。(財団法人日本青少年研究所調べ:各項目について「そう思う」「どちらかというとそう思う」と答えた児童の合計)
「意欲」か?「思いやり」か?
こうしてみると日本の子どもの自信のなさが目立ちます。他者への「思いやり」の気持ちが強すぎるあまり、相対的に「意欲面」が小さくなってきているのでしょうか。もちろん、これは日本人が世界に誇れる美徳でもあるのですが、それにしても…
子どもは本来、自分自身で何でもやりたがるものです。その自発性をうまく引き出すにはどうしたらいいのか?私たち幼児教育に携わるものに何ができるのか?その1つの答えが「遊び」であり「おもちゃの選択」なのです。
→ 「4.ほめられるより認めてほしい!」
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