「9歳の壁」でつまづくことは、学力面のみならず、 精神面においても悩ましい問題となります。「相手の心」という抽象概念が理解できないと仲間作りが難しくなります。また「いじめ問題」への関連も無視できません。
以下は非行少年の専門家である、家庭裁判所調査官のコメントです。
「少年院に入ってくる少年に共通した特徴。それは家族構成や地域差や学校差ではない。小学校3年、4年生の頃の育ち方である」 (『児童心理2012年8月号臨時増刊小学三年生・四年生のこころと世界』金子書房より)
つまり、この時期に友だちと遊んだ体験の乏しさ。ゲーム、テレビ、マンガ…孤独な遊びです。夏見台幼稚園・保育園が「発達段階に合わせた遊び・おもちゃ」の選択にこだわる大きな理由の1つがここにあります。
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