私たちの園では年間を通してさまざまなクッキング関係の行事を行っています。
その中でも特に、クッキングにしか使用しない「クッキング保育室」で行われる「キッズクッキング」を紹介します。
子どもの背丈に合わせて特注された「子ども用キッチン・シンク」のおかげで、バリエーション豊かなクッキング保育が可能になっています。
年長になると「キッズクッキング」があります。自分の給食を、メニューから考えるというものです。クラスによって作りたいものはさまざまです。
メニューを決めるプロセスを大切にしています。最初はみんな個々に自分が食べたいものを主張します。しかし「これは○○ちゃんの苦手なおかずだね」「△△ちゃんはこれは絶対食べたいっていってるね」などと、みんなで話し合い妥協点を探ります
こうしたコミュニケーションが可能になるのは年長さんだからこそです。自分の気持ちも表現できるし、友だちの気持ちも受け止められるからです。
そうした苦労をへて作った給食は、格別なものでしょう。「自分たちで作った!」という満足感・達成感にあふれています。ふだんは残すような苦手な野菜でも、モリモリ食べてしまいます。
作りたいし、食べたいし、何をやっても新鮮な感動体験となっています。
各クラスによってメニューはさまざまです。ごはんを型抜きしてお子様ランチ風にするクラスもあれば、メインディッシュを押し込みすぎて時間ギリギリになってしまうクラスもあります。
以下に続きます。
1.クラス配膳とは?
2.小グループ制とは?
3.意欲を引き出す工夫
4.キッズクッキング
5.クッキング保育各種
6.文化の継承
7.食具の工夫