船橋市の幼稚園 夏見台幼稚園・保育園(船橋市) |
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私たちの園では子どもの 「自律性」 の芽を育むことを大切に考えています。南部園長はそれを車のブレーキに例えます。
いつも大人がブレーキを踏んでいてあげたらどうなるでしょうか。
子どもが大きくなって、いざ、自分でコントロールしなければならないときに…
その車は暴走してしまいます。
自分でブレーキを調整することを学ばねばならないのです」 |
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子どもたちを待ち受ける3つの選択。
1.学校を選ぶ
2.職業を選ぶ
3.配偶者を選ぶ
こうした選択を、他人任せ(=他律)にせず「自分で決めること」は大切です。「自分自身で選んだのだ!」という自覚です。自分の人生に責任を持つとはそういう意味なのです。
では私たちの「心」とはどのような手順を踏んで育まれるのでしょうか?心理学者エリクソンのライフサイクル理論を紹介します。
心の成長とはその時その時の「発達課題」の積み上げである、といわれます。赤ちゃんの時期は「基本的信頼感」。まずは安心を与えることです。その安心感を土台として、幼児期(前期)には 「自律性」 を育みます。
自分でやってみたい → でもできない → それでもやってみたい…こうしたくり返しの中から、トイレ・トレーニングなどで
という経験を積みます。できることが少しずつ広がり、自信がでてきます。「自主性」 を育むときです。
幼児期には「自律性・自主性」といった個の芽生えを大切にしたいものです。その次の段階で、小学校では 「勤勉性」 を育むのです。
ところで、幼児教育の現場では 「一斉保育」 が主流です。学校でのお勉強に備えて、いち早く「勤勉性」を育もうとします。しかし心の発達には順序があります。「個から集団へ」という流れです。私たちの園では、発達段階に合わせた遊び・玩具の環境を整え、個々への対応を中心とした保育を行います。これを 「設定保育」 といいます。一斉保育も行いますが、子どもの「自律性・自主性」を育むには、個への対応や小集団での保育の方がより望ましいと考えています。私は時々、卒園児の保護者から小学校でのようすを伺います。園での教育の成果はどうなのかと。すると、
といったことをよく耳にします。嬉しい限りです。本当に満足した子どもだけが意欲的になれます。主体的に遊び込むことで、健康的にエネルギーが発散され、心が安定します。これこそ、最高の勉強へのレディネス(準備性)なのです。やがて子どもは成長し社会人になります。自律性とは「習慣を作る力」と言い換えることもできます。
「もしドラ」で有名な経営学者のドラッカーは「知能や勤勉さ、想像力や知識がいかに優れようと、習慣的な力 に欠ける人は成果を上げることができない」と著書に書いています。「習慣を作る力」は大切な社会的スキルでもあるのです。
→ 7.人を尊敬できる力
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