コラム:「3行日記・3行メール」のすすめ
楽観的になる訓練方法があります。それが「3行日記」です。ハーバード大学の心理学者、ショーン・エイカーの著書にあります。(『幸福優位7つの法則〜仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』(徳間書店)
毎日具体的によいことだけ3つ書きます。それを習慣化します。私はそれに加えて「3行メール」を提唱しています。友達とメールで「今日のよかったこと3つ」をやりとりします。こうしたことが習慣化するとどうなるか?
毎日3つGoodを書くことが習慣化すると、不思議なもので、朝からつねにGoodを探すようになります。そして最終的に、悪い出来事にであっても、そのよい面を見るようになります。Badの中にGoodを探すようになるのです。
というのも、物事はすべて解釈しだいです。過ぎてしまったことをいつまでもクヨクヨと思い悩んでも仕方がありません。失敗の中に希望を見出し、意味を見つける。次の行動につなげていく。逆境に強い人はこうした「心の習慣」を持っています。
変化の激しいこの時代を生きていく子どもたちには、こうした楽観性が大切です。右肩上がりに成長した時代は終わりました。まず私たち大人から、楽観的に物事を見る習慣を持つこと。それが子どもの心を育ちにつながるのです。
※園主講演「3行日記・3行メールのすすめ」(高校PTA対象)
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