本文へスキップ

夏見台幼稚園 食育、英語、異年齢保育など 千葉県船橋市にある幼稚園です。

腸から健康を考えるVICE&PRODUCTS

おわりに

 このコーナーは「ただ読んで終わり」ではなく、何かの行動につながるものであってほしいとの願いから書き始めたものです。

 現在の私たちというのは、今までの人生の
「結果」 になっています。「なんとなく自分の家ではこうしてきたから…」「親がそうしてきたから…」「テレビでやっていたから…」等々。

 そうではなくて、今の自分を人生の
「原因」 にする生き方。これが人生を主体的に生きることです。習慣をいかに変えていくか。問題はそこです。

 2013年のベストセラー『習慣の力~The Power of Habit~』(チャールズ・デュヒッグ著、講談社)には、習慣を変えることに成功した人たちの話が出てきます。そのきっかけは、次のどちらかです。それは…

 1.信念(信仰)   
 2.悲劇(病気や死別など)


 悲劇を待つ必要はありません。私たちの脳は、もしかしたら腸内細菌に操られているのかもしれないのです。迷走神経を伝わって、「腸」から「脳」に下される指令が私たちの食習慣をつくっているようです。

 カラクリが明らかになりつつある今、私たちは少しずつ、自らの意志で口に入れるものを変えていく必要があります。「大腸は唯一自分の意志でコントロールできる臓器」だからです。(終)


【参考文献】

「あなたの体は9割が細菌」アランナ・コリン著、河出書房新社
「寄生虫なき病」モイセズ・ベラスケス=マノフ著、文藝春秋
「失われてゆく、我々の内なる細菌」M・J・ブレイザー著、みすず書房」
「腸科学」ジャスティン・ソネンバーグ他、早川書房
「ダイエットの科学」ティム・スペクター著、白揚社
「おなかの調子がよくなる本」福田真嗣著、ベストセラーズ
「腸内フローラ10の真実」NHKスペシャル取材班、主婦と生活社
「心を操る寄生生物」キャスリン・マコーリフ著、インターシフト
「日本の長寿村・短命村」近藤正二著、サンロード出版
「100歳まで元気な人は何を食べているか?」辨野義己著、三笠書房
「短命化が始まった」農文協文化部、人間選書
「食物繊維で現代病は予防できる」デニス・バーキット著、中央公論社
「腸内細菌の話」光岡知足著、岩波新書
「健康長寿をはばむ元凶・慢性炎症」井上信孝著、ヘルス研究所
「粗食のすすめ」幕内秀夫著、新潮文庫
「ドラッグ食: あなたを蝕む食依存と快楽」幕内秀夫著、春秋社
「"腸の力"であなたは変わる」デイビッド・パールマター著、三笠書房
「"いつものパン"があなたを殺す」デイビッド・パールマター著、同上
「ニッポンの長寿食」主婦の友社編
「大便通」辨野義己著、幻冬舎新書
「おしゃべりな腸」ジュリア・エンダース著、サンマーク出版
「炎症は万病の元」金子義保著、中央公論新社
「砂糖をやめればうつにならない」生田哲著、角川新書
「砂糖の世界史」川北稔著、岩波書店
「砂糖の社会史」マーク・アロンソン他著、原書房
「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物」安部司著、東洋経済新報社
「太らない、病気にならない、おいしいダイエット ―ハーバード大学公式ダイエットガイド」ウォルター C. ウィレット著、光文社
「習慣の力:The Power of Habit」チャールズ・デュヒッグ著、講談社



以下に続きます。

 はじめに

 1.血糖値スパイク

 2.白砂糖の害

 3.ペットボトルか?水筒か?

 4.慢性炎症の時代

 5.私自身の話

 6.腸のバリア機能

 7.日本の長寿村・短命村の食事

 8.「食の主体性」とは?

 9.コオロギはなぜ自殺するのか?

10.我々は操られているのか?

11.腸内細菌と脳の関係

12.あなたのチワワにエサを!

13.園での取り組み

おわりに

 


copyright©2016 Natsumidai kindergarten
and nursery school all rights reserved.